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ChatGPTとRPAの違いについて

xこんにちは!
RPA新人開発者の戸波です。
少しずつ過ごしやすい日が増え、暖かくなってきましたね。
何かと忙しい時期でもありますが、今月も元気にいきましょう!

今回は、業務効率化に役立つと今話題の「ChatGPT」について、RPAとの違いを交えてお話ししたいと思います。
業務の効率化が求められている中で、普段ここでお話ししているRPAだけでなく、ChatGPTも業務効率化のために役立つツールとして注目されるようになってきました。
この記事では、ChatGPTとRPAの違いについて、またそれぞれが業務効率化にどのように活用できるかを具体例を交えてお話しします。
ChatGPTとRPAの違いについて覚えていただき、有効活用にお役立ていただければと思います!

目次

ChatGPTとRPAの違い

ChatGPTは、OpenAIが開発した大規模言語モデル(LLM:Large Language Model)で、人工知能を用いた自然言語処理(NLP:Natural Language Processing)の技術を応用したチャットボットです。
※大規模言語モデル:インターネットから収集した大規模なテキストデータを事前に学習させたコンピュータプログラム
※自然言語処理:人間の言語(自然言語)を機械で処理し、内容を抽出すること

ChatGPTは、自然言語の生成、文章の自動要約、応答生成など、様々な自然言語処理タスクに使用されます。
一方、RPA(Robotics Process Automation)は、ソフトウェアロボットを使って、ルーティーンワークや繰り返し業務などを自動化するための技術です。
RPAは、人間が手動で行う定型業務を自動化することで、生産性や精度を向上させます。

ChatGPTの活用例

ChatGPTの活用例として、以下のようなものが挙げられます。

自動応答システムの構築

企業が運営するホームページやSNSなどの問い合わせ窓口には、多くの問い合わせが寄せられます。
ChatGPTを用いることで、問い合わせ内容に応じた回答を自動的に生成し、返信する自動応答システムを構築することができます。
このようなシステムを導入すると、問い合わせに対する返答速度を向上させることができます。

メールの自動返信

メールの返信は、時間と手間がかかることが多いため、ChatGPTを使って自動返信システムを導入することで業務効率化を図ることができます。
例えば、複数の顧客から同様の問い合わせが寄せられた場合には、ChatGPTが自動的に返信することで、内容を考える手間や時間を削減できます。

試しに、採用情報のページを見て面接を申し込まれた方に対して、現在は採用を行っていない旨を伝えるという設定でメールをChatGPTに作成してもらったところ、以下のようになりました。

メールとして送信するにあたって直すべきところはいくつかありますが、おおよそ整った文章を返してくれました。

コンテンツの生成

ChatGPTは、文章の自動生成にも利用されます。
企業が運営するブログやSNSなどのコンテンツの作成において、ChatGPTを利用して記事のタイトルや概要を生成することができます。
また、ChatGPTを用いることで長文の記事を要約することもできます。

試しに、AWSクラウドプラクティショナーの資格を取得した際のブログについて要約してもらいました。

RPAの活用例

RPAは、以下のような用途で業務効率化に利用されます。

請求書の処理

企業が請求書を受け取った際に、自動的に請求書の情報を読み取るロボットを作成し利用すれば、自動で会計ソフトに登録することができます。
これにより、膨大な量の請求書を効率的に処理することができます。

在庫管理

企業が保有する商品の在庫を定期的に管理するために、ロボットを利用して在庫管理を行うことができます。
これにより、在庫の数量や場所を自動的に更新することができ、手動で在庫管理を行う場合に比べて、正確性と効率性が向上します。

顧客情報の管理

企業が顧客情報を管理するために、ロボットを用いて自動的に顧客情報を収集・更新することができます。
例えば、顧客がオンラインショップで商品を購入した場合には、ロボットが自動的に顧客情報を収集することで、顧客情報管理に利用することができます。
これにより、顧客情報の正確性と管理の効率性を向上させることができます。

ChatGPTとRPAの組み合わせ

ChatGPTとRPAを組み合わせて活用することで、ビジネスにおける業務効率化をより一層促進することができます。
例えば、以下のような場合があります。

請求書の自動処理と自動メール返信

RPAのロボットを用いて請求書の情報を自動的に読み取り会計ソフトに登録する一方で、ChatGPTを用いてメール返信の内容を作成することができます。
これにより、請求書の処理を効率化すると同時に、顧客に対して迅速かつ正確な対応をすることができます。

顧客サポートの自動化

ChatGPTを利用して、応答の内容を自動で作成することができます。
一方で、RPAのロボットを利用して顧客からの問い合わせを自動的に処理することができます。
これにより、顧客サポートを24時間体制で提供することができ、コスト削減や顧客満足度の向上につながります。

在庫管理と発注の自動化

RPAを用いて在庫管理システムを構築する一方で、ChatGPTを利用して自動発注システムを構築することができます。
在庫数が一定数以下になった場合に自動的に発注が行われるため、在庫切れや在庫過剰を防止することができます。

まとめ

ChatGPTとRPAは、それぞれ業務効率化に大きく貢献してくれる技術となっています。
ChatGPTは、文章の自動生成や自動翻訳・自動要約などの言語処理に特化した技術であり、RPAは毎日繰り返す業務の自動処理や自動化に特化した技術です。
両者を組み合わせることで、より高度な業務効率化が実現できます。
ビジネスにおいても、ChatGPTとRPAを有効活用することで、より効率的な業務運営を目指すことができます。

いかがでしたでしょうか。
タネ明かしになりますが、このブログはChatGPTを利用して骨組みを作成しました。
実際のChatGPTのやりとりは以下の画像のようなものになります。

しかし、ブログとして公開するにあたって情報の正確性やわかりやすさは必須です。

たとえブログの作成をChatGPTに任せられたとしても、ChatGPTはあくまで大規模なデータから学習させたコンピュータプログラムにすぎないため、質問に対する答えを必ず正しく学習しているとは限りません。

そのため、作成されたブログの内容や表現を確認して内容が本当に正しいかを確認したり、言葉の説明を追加したり、自分の知識のために調べ直したりしていると、それなりに時間はかかりました。
とはいえ、ブログの構成や見出しを考えたりしなくても、ChatGPTに書いてほしい内容と文字数を伝えればだいたいの内容を作成してくれるという点はとても楽でした。

また、どれだけRPAやChatGPTに日頃の業務を任せることができたとしても、作業に誤りがないとは限りません。

特に大切な意思決定が伴う場合はそれらに任せることなく、人間である私たちが最終的な決断を下すことも必要であると思いました。

私は、ChatGPTは言語や文章が絡むようなタスクの処理ができて、RPAは決まりきったルーティーンの処理を効率的にできるという点で異なる側面から業務効率化に貢献できると考えました。
ChatGPTもRPAも、異なる側面から業務効率化に貢献できるツールであるため、うまく使いこなして皆さんの業務負担の軽減にお役立てください!

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