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AWSクラウドプラクティショナーの資格を取得しました

こんにちは!
RPA新人開発者の戸波です。
昨年は当社RPAブログをご覧いただきありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

今回はいつものブログとは少し方向性を変え、昨年にRPAがきっかけで取得したAWSクラウドプラクティショナーという資格についてお話ししたいと思います。
実際に私が受験を決めたとき、資格の学習法やどんな問題が出題されるか等についての情報が少なく自分に合う学習法を見つけるのに時間がかかったことから、私が自分の経験を発信することで受験を考えている方の手助けをできるのではないかと思い、ブログに書いてみようと思いました。
AWSを利用している方や、受験を考えている方のお役に立つことができればうれしく思います!

目次

AWSクラウドプラクティショナーとは

AWSとは

Amazon Web Service」の略で、通販大手のAmazonが提供しているクラウドコンピューティングサービス

※クラウドコンピューティングサービス:インターネットなどのネットワークを利用して、コンピューティングサービス(サーバー、ストレージ、データベース、アプリケーションなど)を提供するサービス

12あるAWS認定がAWSプロフェッショナル・アソシエイト・基礎コース、専門知識に分類されている中で、このクラウドプラクティショナーは唯一「基礎コース」にあたる難易度で、AWSの最も基本的な知識を問う試験になります。

 設問範囲が大きく分けて4つあり、幅広く基礎的な知識を問われます。

  • クラウドの概念
  • セキュリティとコンプライアンス
  • テクノロジー
  • 請求と課金

 また、試験は90分間65問の選択形式で、1000点満点中700点が合格ラインとなっています。

受験のきっかけ

当社内でAWSの使用を推進するようになり、資格の取得を奨励されたことがきっかけです。
受験料全額補助も受けられるということで、この機会に受験しよう!と思いました。
また、それに伴ってRPAの実行環境がAWSとなったことで、AWSクラウドプラクティショナーを取得すればRPA業務もより理解しやすくなると思いました。
(RPAの実行環境をAWSで実装した際のブログはこちら

受験のための学習法

私は以下の方法で約3カ月間試験に向けて学習を進めました。
特に模擬試験を解くところに時間をかけ、試験の形式や問われやすいポイントを押さえることに集中しました。
中には2週間で学習を終わらせ受験した方もいらっしゃいますが、ご自身のペースで学習を進め、万全の状態で試験に臨めるよう頑張ってください!

参考書(AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー)を読む

まず、私は参考書を購入しざっくりとすべて読みました。
私はAWSについて一切知識がなかったため、内容や出てくる用語を大まかに押さえるために参考書を利用しました。
購入した参考書は、「AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー」です。
そのほかにも多くの参考書が販売されているため、試し読みをするなどして自分に合ったものを利用するとよいと思います。
ここで、出てきた用語をノートに書き留めていきました。
また、図や絵を使うと理解が早くなったため、図表が出てきたらノートに貼る、そこに得た知識を書き込むなどして積極的に利用するようにしました。

 セミナー(AWS Partner: Tailored(Foundational))を受講する

次に、AWS Partner: Tailored(Foundational)というセミナーを受講しました。(AWS Partner Centralのアカウントが必要です)
このセミナーは、4時間でAWSクラウドプラクティショナー取得のためのポイントをしっかり押さえてくれると個人的に感じています。
受講することで、参考書では網羅できていなかったサービスやより深い知識を得ることができ、ノートに書き留めた内容もとても多かったです。
このセミナーで得た知識が私自身の知識の中心になったと感じています。

 Udemyの模擬試験を繰り返し解く

最後に、Udemyの模擬試験(有料・Udemy Business加入者は無料)を繰り返し解きました。
最初は4割ほどしか得点できず、本当に合格できるのか不安でしたが、問題を解く→採点→解説を熟読して自分のノートに追記、という流れを繰り返して理解を深めていきました。

ここでのポイントは、模擬試験が何回目であれ解答を丸暗記せずに、選択肢を見て正答を一本釣りできるまで理解するということです。
誤った選択肢はどこが誤っているのか、自分が正解していた問題は自信を持って正解したのかあてずっぽうだったのかを見極め、繰り返し解いたとしても正解の択肢を自信をもって選べるようになるよう意識して、模擬試験を解いていました。
5種類ほどの模擬試験をすべて3周は解き、得点率が8割を超えたあたりで試験当日が来たため受験しました。

受験について

当社内で、資格取得の〆切が決まっていたこともあったため、私は先に受験日を決めてから学習を始めました。
AWSクラウドプラクティショナーは、もし受験日に受験ができなくなったとしても、24時間前までであれば2回まで受験日の変更が可能です。
あらかじめ受験日を決めておくことで学習のスケジュールを立てやすくなり、学習の進捗が悪く受験日を変更したい場合も余裕をもって対応できるため、先に受験日を決めてしまうことをお勧めします。
特にテストセンターでの受験を希望される場合は、受験希望日が近くなってから申し込もうとすると希望の時間帯がすでに予約できなくなっていることもあります。

試験会場

試験会場は、大きく分けて2種類に分けられています。
1つ目は、自分のコンピュータを利用し、自宅や職場など自身の好きな場所から受験をするスタイルです。
「OnVUE」というオンライン試験システムを利用し受験します。
詳細な条件は、公式ページでご確認ください。
当日は余計なものがない部屋で、コンピュータのカメラとマイクをオンにして受験をすること、受験者以外に誰も室内に入れないこと、室内に余計なものがないことが必須条件となります。
前述のAWS Partner: Tailored(Foundational)の講師の方もこのスタイルで受験されたと伺いましたが、その際はお風呂場から受験されたとのことでした。

2つ目は、テストセンターを指定し受験をするスタイルです。
AWS認定アカウントのページから受験申し込みをする際に、受験を希望するテストセンターと日時を指定します。
私はこちらのスタイルで受験しました。
テストセンターには鍵のかかるロッカーがあり、そちらで事前に荷物を預けてから入室することになります。
試験室内のコンピュータには番号が振られており、係員の方に決められた番号のコンピュータで受験します。
室内は静かで、同様にほかの方も試験を受けていましたが、必ずしも全員がAWSクラウドプラクティショナーの受験者とは限らず、異なる試験を受験されている方もいるようでした。

 持ち物

 必要な持ち物は以下の通りです。

持って行かなくても特に支障はありませんが、準備しておいて役に立ったと感じているものは以下の通りです。

  • 学習に使ったノートや参考書(ロッカーに預けるまでは確認できるので、最後に見ておくと安心します)
  • 着脱できる服装
  • 受験申込時の確認メールを印刷したもの

ノートや参考書は、試験前ロッカーに荷物をすべて預けるまでは確認が可能なため、最後に見ておくと安心できるかと思います。
服装については、私は5月に受験したためそこまで気を遣いませんでしたが、例えば今のような寒い時期はひざ掛け等が持ち込めない可能性が高いです。
そのため、自分の服の着脱だけで調節できるように服装を考えるのがよいかと思います。
また、受験申し込み時のメールをスマートフォンの中だけでなく印刷し紙として持ち歩くことで、時間が誤っていないか、試験会場が正しいかなどを確認できました。

 受験中・結果について

試験は選択式のため、選択肢をクリックして次の問題へ…という流れで回答を進めていきます。
自信のない問題にはフラグを付けられるため、全て回答した後に見直しをすることもできます。
試験中は、試験の残り時間が画面に表示されているためそちらを気にしながら進めていましたが、時間を余らせて全て回答が終わったため退出しました。
試験の合否は、回答の送信直後に画面に表示されます。

しかし、この段階では合否のみがわかるだけで、自分がどの程度得点できたのかはわかりません。
そのため、後日届くメールの案内に従ってAWS認定アカウントにログインし、スコアレポートから確認する必要があります。(私は2日弱でメールが届きました)
私は769点でなんとか合格でした。
およそ7割取れれば合格のため、模擬試験で8割取れるようにしてから受験したのですが、かなりギリギリでしたね…。

反省点・試験の感想など

座学だけで知識を身に着けてしまったことが、反省点の一つです。
AWSの環境を実際に手を動かして触ってみることによって、早く深い理解ができると思いました。
そのため、「試験に合格するため」だけの知識はあったとしても「実際に使うことができるか」という点では完璧ではなかったな、と思います。
また、AWSのサービスには多くの略称が出てきます。(例:EC2、ECSなど)
英単語の意味をとらえながら正式名称を覚えることで、役割の記憶にもつながりやすく混同も避けられると感じました。
用語を覚える際に正式名称を覚えたり、具体的にどのような場面で利用するのかを絡めて学習したりすると、試験の時に役に立ちました。
出題形式も、機能の説明からサービス名を選択するという問題より、具体的な使い方の例を示されてそこからサービス名を選択するという形式が多かった印象があります。
実際の利用を見越しながら学習することが、試験の合格にも試験後のAWS利用においても大切であると考えます。

いかがでしたでしょうか。
次回のブログは、1/25(水)に開催されました第12回BizRobo!CAMPUS!! Built-in-Excel編の予定です。
本年も私が学習したこと・発信したいことを当ブログにて発信してまいりますので、ご覧いただけますと幸いです!
今回も、最後までお読みいただきありがとうございました。

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