井戸端会議サービス〜 Chit(チット) 〜をリリースします
約2年ぶりとなります。
お久しぶりです。もりりんです。
RPAブログが終了して以来のブログとなります。
RPA事業が終了して以降は社内でのAI促進に携わっていましたが、折角の機会なので小規模なサービスをリリースさせていただく運びとなりました。
今後は、サービス情報や生成AI、弊社での利用方法等を発信していくこととなります。
改めての発信となりますが、どなたかの参考になると幸いです。
ではでは、早速ですがリリース告知をさせてください。
先日、9/10に生成AIを利用したチャットサービスのLPを公開しました。
サービスのリリースは10月を予定しています。(できれば早く公開したいです)

サービス名は「Chit(チット)」です。
プライバシー保護
ChatGPTを筆頭にチャットサービスは数多く公開されていますが、本サービスは「複数人でチャットできること」と「プライバシー保護」に重きを置いています。
情報化社会となって久しいですが、AIの登場でより高度かつ密接にITが関わるようになり、以前より人間との関わりが希薄になったと感じる方もいるかもしれません。
私個人としても、人との関わりが少し狭くなったように感じることがあります。
そんな中でChatGPTが登場し、相談相手が人間からAIへと移り変わるケースも増えました。
もちろん、これには賛否両論があるでしょう。
しかし、ちょっとした悩みを誰にも相談できない人にとっては、生成AIの登場は一筋の光であったとも思います。
一方で、新たな問題もはらんでいます。
少し前にOpenAIのサム・アルトマン氏が「法律上“機密”が守られない。もし裁判になれば会話内容も証拠として開示される可能性がある」といった趣旨の発言をしていましたね。
また、旧TwitterであるXも、ユーザー投稿はすべてX社の生成AIであるGrokの学習データに利用されるという規約改定が2024年12月にありました。
企業のマーケティング手法もSEOからGEO(Generative Engine Optimization)、AIO(AI Optimization)、LLMO(Large Language Model Optimization)へと最適化の対象が変化しており、今後の企業戦略やAI開発におけるデータ収集の優先度は間違いなく高まっています。
また、意識しているか否かにかかわらず、生成AIが流行する前のSNS時代から個人情報は漏洩していました。
それらの情報は活用される機会が少なかっただけで、現在は生成AIを通じて簡単に再利用され、過去の発言を掘り起こしたり、まとめたりすることが容易になっています。
今後も、こうした個人情報の価値は高いまま続いていくでしょう。
しかし、弊社は医療・医薬に携わる企業です。
だからこそ、個人情報の管理には特に力を入れなければなりません。
安心してご利用いただくため、「Chit(チット)」では、ユーザーに向けたサービス改善のための統計化といった1次利用は行いますが、入力された会話データの2次利用(AI開発への学習データとしての利用、行動ターゲティング等)は一切行いません。
もちろん、日々のサービス運用や法的対応のため必要な部分のみを匿名化した上でログとして保存しますが、会話データ自体はユーザーの所有物であるため、許可なく利用することはありません。
合わせて、利用する生成サービスのデータ保護について確認を実施し、継続して注視しています。
サービス紹介
さて、サービスの簡単な紹介です。
本サービスは、純粋にAIキャラクターと最大3人でチャットできるものです。一人でAIと話すのとは違い、まるで井戸端会議のように会話を楽しめます。
- 様々なキャラクターから多角的な意見をもらえるため、一つの視点に縛られない新しい発見があります。
- 友達、上司、専門家など、色々な立場のAIと話すことで、普段はできないような相談も気軽にできます。
ひと昔前の井戸端会議のような雑談から、少し込み入った相談まで、AIキャラクターを相手にできます。
様々な年齢、性別、役割を持つキャラクターを設定しているため、普段は話さないような相手との会話から、面白いアイデアや良いアドバイスをもらえるかもしれません。
まずはWebサービスとしてリリースします。
PC / タブレット / スマートフォンに対応しています。
初期リリースでは約10人のキャラクターを用意する予定です。
リリース後には、オリジナルキャラクターを作成できる機能も追加します。

最初の挨拶は、選択したキャラクターにつき2〜3個設定しており、その中からランダムで1つが表示されます。
質問はキャラクター全員にするか、誰か一人の回答を掘り下げるかなどを自由に組み合わせて、会話を続けることができます。
各キャラクターの回答は、読みやすいように30〜50文字程度で出力されます。

ゆくゆくはスマホアプリとしてもリリースしたいと考えています。
以下は開発中の画面です。



今後もこのブログでサービスについて紹介を続けていきます。
弊社ともども、Chitをどうぞよろしくお願いします。
サービスの詳細は、こちらのLPで公開しています。ぜひご覧ください!
