こんにちは!
RPA新人開発者ブログ担当の戸波です。
2021年も終わり、2022年となりました。
本年も引き続き、BizRobo!を活用される皆さまにとって、少しでもお役に立てるようなブログを投稿していきたいと思っております。
本年も当ブログをどうぞよろしくお願いいたします。

前回ブログでは、ロボット開発のお話を一休みして、10/27(水)に開催された、RPAテクノロジーズ株式会社の第2回BizRobo! CAMPUS!!に参加した感想をお話ししました。
今回ブログでは、12/1(水)に開催された第3回BizRobo! CAMPUS!!に参加した感想をお話しします。
BizRobo! CAMPUS!!のアジェンダ
今回のBizRobo! CAMPUS!!は、以下のような流れで進行していきました。

今回取り組んだ演習課題
1. 今回取り組んだ課題
今回の演習課題はこちらです。
合計で3題ありましたが、1題のみ紹介いたします。

123.456の小数第二位を四捨五入して123.5にしてから、エクスプレッションでメッセージとともに値を出力する、というものです。
2. 課題の解答
演習課題の解答はこちらです。
messageは、最後にGOALとして表示されている文章を示しています。

3. ロボット作成時につまずいたポイント
四捨五入をするときには、スライドにもある通り「round( )」という関数を使います。
この「round( )」という関数は、小数第一位を四捨五入します。
解答で求められているのは123.5であるため、123.456を小数第二位で四捨五入していることになります。
私がわからなかったところは、どのようにすれば小数第二位で四捨五入をできるのか、というところです。
実際に、変数「数字」に123.456を割り当てたものを、そのままround( )関数で四捨五入し、変数「message」に割り当てると、以下の通り「123」となります。



この演習課題のポイントは、小数第二位を四捨五入した値をどのように求めるかです。
以下の手順で、小数第二位を四捨五入します。
- round( )内で数を10倍にすることで、小数第二位の部分を第一位にして四捨五入する
- round( )の外で10分の1する
ポイントの説明に入る前に、変数の割当ステップで、「数字」という変数を作成し、値「123.456」を割り当てておきます。

1. round( )内で数を10倍にすることで、小数第二位の部分を第一位にして四捨五入する
round( )内で変数「数字」を10倍します。
この値は変数「message」で出力するため、変数の割当ステップで、変数「message」に割り当てます。

このときの変数「message」の値は以下のように「1235」となります。

2. round( )の外で10分の1する
求められている値は「123.5」なので、round( )の外で10分の1して位を元に戻します。
round( )内で10分の1にしてしまうと、10倍した後に10分の1しているため位が元通りとなり、せっかく10倍した意味がなくなってしまいます。

これで、123.456を小数第二位で四捨五入した値である「123.5」をとることができました。
位を元に戻したときの変数「message」の値は以下の通り「123.5」となります。

4. グループワークを終えての感想
ロボット開発を行う上で、コンバータとエクスプレッションはとても大事なことですが、他のステップの補助的な機能として使われることが多いように感じていました。
しかし、今回のようにコンバータとエクスプレッションをメインに演習がいくつか用意されて、しっかりと教わりながら時間をかけて講義とグループワークができたことで、理解が深まりました。
私のグループでは、今回は参加者の方との交流の時間はあまりなかったですが、その分わからないところをファシリテーター(グループ内の進行役の、RPAテクノロジーズ社の方)と確認できる時間があってよかったです。
セミナーに参加して感じたこと
実際のロボットを作るときにつなげられそうな形式で、他の場面にも活かすことができそうな演習問題を解くことができたので、よかったです。
ただBizRobo!の機能の使い方を学ぶだけでなく、先程示した演習1で、エクスプレッションの上手な使い方を学ぶことができたのもよかったです。
講義で得た知識と、これから使える考え方が両方身につけられて有意義な時間でした。
第4回のBizRobo! CAMPUS!!は1/19(水)で、データベース編が開催予定です。
データベース編にも参加する予定ですので、参加した際にはまた感想を共有いたします。
ぜひお読みいただけますと幸いです。
今回も、お読みいただきありがとうございました!